一雨ごとに秋になっているようです。
水不足の心配は何処へ行ったと思うほどの雨の恵みに、夏の暑さも急に和らいできました。
スタミナに問題アリの私としてはそれだけで とっても助かります。
24日の川口サンボの練習は マット敷きのウォーミングアップ、マット運動、受け身等から始まりました。
これからの季節、気温も下がっていきますから実戦練習に入る前のこういった体を温める準備段階が大変重要になってくるでしょう。
各道場や練習会さん、あるいは個人で独自の準備運動を既に採り入れていることと思います。
怪我防止、競技力向上に繋がる準備段階の運動に焦点を当てて研究するのも面白いでしょう。
ところで現在サンボの強豪国と言われる国々ではいったいどんな内容の練習・トレーニングが行なわれているのでしょうか。
文献や、映像で見ると準備運動として「球技」を採り入れているのを見かけます。
さらに言えば秋から冬場の寒い時期に主にそれらが採り入れられているような感じをうけます。
バスケットボールだったりサッカーだったり、あるいはそれらにラグビーも足して割ったような激しいルールだったり。
はたまたそれに「投げ」や「寝技」も盛り込んでしまった:D「オージーボール」を超えた球技?だったり。
もうサンボすら超えてしまったような、準備運動という目的も何処かに忘れてきてしまったような競技を目にする事もあります。
強豪国がやっているからといって、即私たち日本での練習、トレーニングでこれらを実践するのは難しいでしょう。
練習環境や人数等の課題もあると思います。
ただ、彼らの実力の背景にはこういった練習も日常やっているんだという事を識るのは大変勉強になります。
そもそも彼らがそれをやる理由は何なのでしょう。
冬が長いから? 球技が人気だから? 気分転換? ただ走るよりサンボ力向上に繋がるの?
土地があるから? まさかサンボばっかりだと飽きるから?? もしかして民族的見地から???
サンボより面白いから????
考え出すとキリがありませんからこの辺で。
理由はともかく、ひとつ言えるのは それらの一見、性格の異なるトレーニングもすべてサンボの為の「器」造りにもなっていると言う事でしょう。
他の良さを採り入れる、様々な文化、価値観を吸収する(出来る)という処はサンボにも共通した日本人の特徴とも言えます。
準備運動に見られる彼らとの様々な違い。そこから何が見えてくるのか。
彼らの器に乗った「サンボ」を私たちはどう捉え、その研究結果を自分たちの環境や条件に適した形でどのように活かすのか。
日本サンボ指導陣のみならずサンボに携わる皆さんの知恵、研究が必要ですね。
24日参加された鈴木康裕選手、鈴木岳男選手、丸島選手、本川選手、松嶋会長
大変お疲れ様でした。
また一緒に練習しましょう。