昨夜のサンボ練習会は主に「タックル技術」の稽古でした。
タックルと一言で表現しても様々な方法がありますね。
その名の通り「体当たり」的なタックルもあれば、組み付く事を目的としたもの、片足に絡まるもの、足首を手で引っ掛けるもの、相手の脇をくぐって背後に回るもの、手繰り寄せてカウンターで入るものなどなど・・・。
幾つも例は挙げられるのですが、これに運足方法などの細かいパターンを含めればまさに限りがありません。
それほどタックルとは実は多彩な技術なのです。
サンボの試合でタックルは良く見られます。
下半身への攻撃が認められているサンボでは非常に有効な技術と言えるでしょう。
苦し紛れのタックルや、「諦めタックル」は相手に攻撃の機会を献上するだけかもしれませんが
機会を捉えた的確なタックルはなかなか防げません。
正面(両足)タックルや胴タックルなどは特に相手にパワーや威力をダイレクトに体感させられるので倒された相手は精神的なモチベーションの下降に大きく響くと言えるかもしれません。
心の建て直しが大変という事ですね。
ただ、着衣格闘技で有る為 そのジャケットを有効に利用し相手を制することが大切でしょう。
「掴まれる」のでは無く「掴む」。「組まれる」のではなく「有利に組む」。
そして相手の体勢を不安定にさせたり、不十分にさせ、タックルする機会を作る。
タックル技術を主武器とする選手の皆さんは組まれる事を嫌がらず、逆に得意とし、どんどん「組み方」「制し方」を研究して独特の技術を編み出して欲しいと思います。
「組み手が上手いTackler」 これは闘う相手としては嫌なものです。
サンボへの「最適化」が行われればあらゆる技術が有効と言えるでしょう。
日本サンボの「技術」、今後に期待大です。
森田さん、本川君、松嶋さん、上原さん 暑い中お疲れ様でした。
また皆で研究、練習しましょう。