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2012年9月13日木曜日

9月10日練習

 サンボ世界選手権、今年はベラルーシのミンスクで開催されるようです。

サンボに携わる皆様はご存じかも知れませんがベラルーシはサンボの大会でも上位に食い込む常連国です。

即ち強豪国と言えるでしょう。

(強豪国で開催されるからと言って必ずベラルーシの選手や強豪と対戦するかどうかは別ですが)

グルジア、ベラルーシ、ロシア・・・個人的感想で恐縮ですがこの3カ国はレベルが高いかなという

印象があります。 

他、キルギス、カザフ、ウズベク、タジク等の国々の活躍も目立ちます。

今年はどんな選手が活躍し、どんな試合が見られるのでしょうか。出来たらナマで観たいなぁと思います。

国際舞台の試合会場でナマ観戦すると何を感じるでしょうか。

まずは会場の雰囲気でしょうか。いやいや、その前に空港に降り立った時から何か違ったニオイを感じるかもしれません。

そして自分を見る周りの人たち(地元の人達)の目線でしょうか。何か鋭い視線をあちこちから感じたりして・・・。私ならもうこの段階で舞い上がってしまうかも知れません。

ホテルに着いてひと段落。次は体重が気になるでしょう。海外での試合の場合、ウェイトコントロールはひとつの課題ですね。

いつ食事が出来て、どんなものが食べられて、いつ運動が出来て、いつ休めるのか。こういった未知の疑問・問題にたくさん直面する事と思います。

選手団の皆さんはお互いに協力し合って知恵を出し合い乗り越えて欲しいと思います。

試合会場では体の大きな選手、小さな選手、打ち込みをやっている選手、見た事無い技を練習している選手、走っている選手、様々でしょう。

猛獣ばっかりの動物園のような光景を見て「ほんとにこの人たちと試合するのかなぁ・・」と私ならだんだん金〇が縮んでしまうかも知れません。 

雰囲気に飲まれるってヤツですね。
(因みにワタシ 高い所もダメです。脚立の上もダメなんですから。〇玉が縮みあがってしまいます)

でも試合をする相手は 取り急ぎ その中にいるたったひとりです。 体重も同じ(はず)。相手が大きく見える事もたまにありますが:D あまり周囲を気にせず体を温めたりされると良いかも知れませんね、徹底的に自分のペースで。

場内アナウンス、最近はどうやら英語も使われている?のでしょうか(違ったらごめんなさい)。

だとしたら日本人には大変助かりますよね(英語も判らない私には結局同じですが)。

基本的にサンボの国際大会の会場内ってロシア語が公用語というイメージがありますがロシア語で名前を呼ばれても、試合の順番のアナウンスがされても、なかなか聞きとれませんものね。普段ロシア語に馴染みが無い方には。

まずは自分の試合の順番を把握して無事に試合のマットに立つ事。当たり前のようですが海外ではこれも大変なんだろうなぁと想像します。赤ジャケットか青ジャケットかも間違えないように・・・。

さて、無事マットに立てたらいざ試合です。

ここまでは舞い上がっていたり、縮みあがったり、萎縮したり、浮足立ったりしていたって構いません。

本番はここからですから。

ご自身のサンボを余すところなくぶつけて来て欲しいと思います。全神経を集中させて勝負して欲しいと思います。

相手の技の真似などする必要はないでしょう。自分のサンボで勝負です。

ただ、「彼らの組み手」には充分過ぎるほどの研究と準備と戦略が必要なのではないでしょうか。

もしできるならば「組み手」だけの対策を練る時間も事前に取れる事が望ましい・・・のではないかとサンボ愛好者のひとりとしては思うのです。

日本での「組み手」のイメージを一旦取り払って、「彼ら」は一体どこを掴んでくるのかな?を改めて見つめ直してみるのもまた新しい気付きがあるかも知れません。

「相手を知り、己を知れば百戦危うからず」です。友人の孫武もこう申しております。

相手を想定、研究し、自分を熟知した上で、では「如何に対応するか」を考える。

先に組ませて自分は組み返すのか。自分は腕が短いから一気に距離を詰めるのか。

反対に腕が長いから距離を取った闘い方をするのか。相互の身体的特徴や力量差、得意不得意などの条件を考え、それぞれの闘い方 即ち「SAMBO」をして欲しいと考えます。

出場される皆様のご健闘を祈っています。

さて、川口サンボ練習会は今 体力づくりや受け身から、いやいやそもそもサンボとはなあに?からスタートしています。

でもそれでよいと思っています。それがよいのだと今は考えています。

サンボの面白さ、魅力を感じる為の土台作りから、皆で協力し合って取り組んでいます。

大きくて強靭で水平な土台のてっぺんは果たして日本か、アジアか

・・・そとも世界か?

鈴木岳男選手、鈴木康弘選手、丸島選手、本川選手、森田さん 松嶋会長 

本日も大変お疲れ様でした。

また皆で練習しましょう。